2021年6月5日(土)~7日(月)に、羽田空港⇔とかち帯広空港間でJAL様の国際線機材(ボーイング737-800 V40)のチャーター便を使用したフェーリエンドルフ宿泊ツアーを開催することになりました。
この一年、新型コロナウイルスの影響で、多くの国際線機材が運航できず余ってしまっている状況であるというニュースを度々見るようになりました。
そのような中でJAL様に、それらの飛行機を使用してチャーターツアーを開催することは可能なのか相談したところから始まり、JAL様・JTB様のご協力の下、開催することが決定致しました。
当初は、1月の雪景色の時はどうか、あるいは弊社設立1周年(2021年4月15日)に合わせて企画できないだろうかと、チャンスを伺ってきました。ですが、コロナウイルスの勢力がなかなか落ち着かず、関東圏の緊急事態宣言の影響もありました。その度にJAL様・JTB様に相談にのっていただき、日程調整を行って参りました。
その結果、木々が青々と芽吹きだす初夏の季節に催行することとなりました。北海道の広大な自然と、リニューアルオープンしたてのフェーリエンドルフを、皆さまに楽しんでいただけるよう、現在準備真っ只中です。
コロナ禍だからこそ実現できること
先日のブログ記事にも記載させていただきましたが、現在フェーリエンドルフでは、(株)JALスカイ札幌様から、3名の出向社員を受け入れ、主に接客業務に従事するスタッフとして働いて頂いております。このことも、「コロナ禍だからこそ」実現できることだと思っているのですが、今回のチャーターツアーに関しても、まさに「コロナ禍だからこそ」生まれた発想です。
旅客機は2~3分で空気が入れ替わり、循環空気は高性能フィルターでろ過されます。座席の背もたれは空気の流れの「壁」になります。ボーイング社の分析によると、「空気中に浮遊する粒子に基づくと、機内で隣同士に座り合っている乗客は、典型的な屋内環境で2m以上離れて立っているのと同じ状況」だそうです。
コロナ禍で失われた思い出を少しでも取り戻すことに貢献したいという思いで企画しました。
遊覧飛行しながら特別な「お食事」を
このツアーの目玉企画として、「北海道遊覧飛行」というオプションがついています。北海道の上空を、低空飛行しながら各所を巡るのです。
空から見下ろす日高山脈や、パッチワークのような畑景色は、どれだけ美しいことでしょうか…コロナで旅行機会を失った方々に、通常の旅行では味わうことのできないサービスを付加して、思い出に残していただきたい、という想いで組み込みました。
また、機内でのお食事を、オリジナルで用意させていただくことが可能となりました。私たちが現在取り掛かり始めた「冷燻工房事業」(ブログ内別記事でご紹介中)の監修を務めてくださっております、赤坂にあるレストラン「燻」のオーナーシェフ(輿水 治比古 氏)に、メニューを考案していただき、十勝の食材と冷燻技術を掛け合わせ、この時にしか食べることのできない特別なお食事にする予定です。
「燻」のコアファンは全国に数多くおり、輿水シェフがこのような企画に協力してくださることについて大きな話題となっています。私たちにとっては最高に有難く、そして心から楽しみな企画です。
また、他のオプショナルツアーでは、フェーリエンドルフの所在地である中札内村様のご協力により、村民気分を味わっていただくため、「村内飲食店への送迎」も用意して頂きました。フェーリエンドルフに通常通りの旅行で来られると、当然フェーリエンドルフで提供するお食事を楽しんでいただくことが多くなりますが、せっかくの機会ですから、中札内村の市街地を散策していただきたいこともあり、中札内村様・中札内村観光協会様に協力をお願いし、用意していただくことができました。
更に、羽田から飛んできた機材を活用して、地元民向けの北海道遊覧飛行ツアーも6/5(土)に開催します。地元の方々も、北海道の雄大な美しい景色を空からゆっくり見る機会はなかなか無いと思いますので、是非この機会に体験して頂けましたら幸いです。
今回、私たちがチャーターツアーを開催できることとなった背景には、JAL様、JTB様の全面的なご協力に加え、多くの関係者の皆さまのご支援がありました。心より感謝申し上げます。
参加してくださるお客様には、十勝の魅力を伝えられるよう、そして十勝ファンになっていただけるよう、しっかりと準備を進めて参ります。また、機内や宿泊の環境において、コロナ感染対策を万全にした運営を心掛けてまいります。
本北海道遊覧飛行ツアーについてご関心のある方は、feriendorf.sky@gmail.comにお問合せ下さいませ!
・1986年3月5日生
・北海道大学法学部卒
・2009年4月 野村證券株式会社入社
・入社後、錦糸町支店に配属。2年半の勤務を経て人事部付で新卒採用業務に携わる。2012年より横浜支店で2年間勤務し、2014年より4年間組合専従。2016年の夏からの2年間は執行委員長を務める。執行委員長の任期満了に伴い、「自身が最も好きなとかち帯広で、地域に貢献できる仕事がしたい」と会社に希望を伝える。
・2018年9月 とかち帯広営業所に配属
・2020年3月 野村證券株式会社を退社
・2020年4月 株式会社そらを設立