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2022年5月2日|
特集

『十勝エアポートスパ そら』建設へ

 

私たちが運営する、「グランピングリゾート フェーリエンドルフ」は、とかち帯広空港から、車でわずか15分という好立地にあります。

 

施設に、「あったらいいな」と思う1番の候補に、「温泉」がありました。これは、フェーリエンドルフのスタッフや、十勝管内、そして道外の知人や友人に聞いても、多くの方の意見として挙がるものでした。

 

ですが、フェーリエンドルフのある中札内村は、地震に強いという特徴と裏腹に、非常に強固な岩盤の上にあり、掘削しても、いわゆる効能のあるような湯は出ないでしょう、という専門家の意見もあり、中札内村に温泉施設が存在しないまま、今日を迎えていたわけです。

 

せっかく近くには、十勝川温泉という素晴らしい温泉エリアもある地域なのに、少し離れた空港側には温泉がないという、まさに「あったらいいのになぁ・・・」を誰もが感じる部分でした。

 

そこで私たちは、掘削ではなく、「運び湯」の形でなら何とか実現できるのではと思い、この夏(2022年7月)完成に向けて、昨年から設計・建築を開始し、準備を進めて参りました。

 

こだわりの温泉とサウナ

 

私たちは、本年3月に帯広市内の「ふく井ホテル」の事業を承継しました。

 

ふく井ホテルの最大の魅力は、温泉です。駅前で唯一の源泉かけ流し温泉を提供しています。『エアポートスパ そら』ではふく井ホテルから源泉を運搬し、皆さまに提供していきます。

 

森の中で浸かる露天風呂。大きな青空と美しい鳥のさえずり。夜に見上げる満天の星。

そして温泉は、モール温泉(※別名美人の湯、お湯はしっとりとし、天然の化粧水とも言われています)。

 

きっと、観光でいらっしゃるお客様だけでなく、十勝の方々にとっても、くつろぎの場所として、親しんでいただけるのではないか、というワクワクした思いで、施設づくりに励んでいます。

 

サウナスペースにもこだわります。世界的に人気の高いハルビア製のサウナ機材を導入します。(道東初!)また、いわゆる“サウナ―”にも楽しんでいただけるように、ロウリュウも取り入れ、サウナから上がった後の水風呂は、清流日本一にも選ばれている「札内川」の伏流水を使用します。「飲める水風呂」と言えるほどクリーンな水です。

 

水深は90㎝と深めに設定しました。さらに広々とした外気浴スペースでは、十勝の広い青空を仰ぎながら、思い切り深呼吸したくなるような気持のよい空間となる予定です。

 

 

ふるさと納税型クラウドファンディングの活用

 

昨年は、「日本を代表する一流シェフがその技術を北海道・十勝へ!人口3,900人の小さな村の大きな挑戦」をテーマに、1,134名(計54,296,000円)の方々にご支援を賜り、全国に十勝の食を発信する「REIKUN~十勝冷燻工房~」をたち上げることができました。

 

本年も、中札内村とタッグを組み、十勝の空の玄関口に“エアポートスパ”建設! ~「なぜ十勝」を「だから十勝」に~を掲げ、より多くの方々に中札内村へお越し頂くためのプロジェクトを実施して参ります。

 

まずは『十勝』、『中札内村』、『フェーリエンドルフ』を知っていただく機会を作り、『いつか行ってみたい』から、『行ってみよう!』と行動に変わり、『また行きたい!』と思っていただける場所にしていきたいと思います!

 

そして、『移住したい!』と思って頂ければ最高であり、私たち株式会社そらのミッションの実現につながっていきます。

 

ぜひ、今回も多くの方々の目に触れ、興味を持っていただき、ご支援していただければ幸いです。

 

アフターコロナへの挑戦

 

世の中は、相変わらずのコロナ禍で、観光業にとっては厳しい環境が続いている状況です。

 

とかち帯広空港の利用者数で見ると、2018年に約60万人の利用がありましたが、2021年には25万人程度まで減少しており、十勝の観光及び経済に大きな影響を与えています。この『エアポートスパ そら』の建設は、アフターコロナに向けた私たちの、「十勝を元気にしたい!」という想いから生まれた大きな挑戦でもあります。

 

明るいアフターコロナの時代に向けて、今できることに精一杯取り組んで参ります。

 

引き続きよろしくお願いいたします。